この大会は日本代表のU指定・国内強化選手などの選考に影響する、とても大切な大会でした。
初めてのFIS全日本でのノックダウン、初めて使うスタート台など、初めてのことが重なりとても緊張しました。コース幅も狭く、下地の氷が所々に出ている難しい状況でした。
1本目は緊張から安全に滑ってしまい18位。ノックダウンに残るには16位以内に入らなければならないプレッシャーがありましたが、攻めきることができ、13位で決勝進出。滑るごとにプレッシャーが増え、ミスをしないか、全力を出すことができるかなど、とても不安でした。更に、計測のトラブルで30分ほどスタートで待たされることになり、とても緊張しました。しかしスタートでみんなが声をかけてくれたおかげで落ち着いてスタートを 切ることができました。1回戦目は今日1番の滑りができ、コンマ差ですが上位者をやぶり勝つことができました。 2回戦目は序盤でミスをし2旗門程遅れてしまいましたがそこで気持ちがきれず冷静に立て直すことができ、この レースもコンマ差で勝つことができました。そのあとの準決勝、3位決定戦とも同じようなところでミスをし負けてし まい、最終4位に終わりました。

初めてのFIS全日本だったので、4位になれたことはとても嬉しかったです。また予選を含め合計6本を最後まで 滑り切れたことは今後に繋がるいい経験になりました。6本全てを完走し、まとめることの難しさを実感し、普段の 練習からアップ後、最初の6本ををしっかりまとめ大会を想定して練習する必要があると感じました。 今回の大会では最後の3本でスイッチになってしまったことや、最初の1本目から自分の滑りをできなかったこと など課題を山ほど見つけることができました。その上、次に繋がる経験がたくさんできた価値のある大会でした。